「やることは分かっている。なのに、なぜか動けない」
発信した方がいい。
商品を募集した方がいい。
お客様へ声をかけた方がいい。
企画を形にした方がいい。
頭では、ちゃんと分かっている。
やり方も調べた。
講座も受けた。
TODOリストにも書いてある。
それなのに、いざ始めようとすると、
「今日は忙しいから明日にしよう」
「もう少し考えてからやろう」
「今やっても中途半端になりそう」
「もっと準備してからの方がいい」
と、手が止まる。
そして夜になると、
「今日もできなかった」
と自分を責める。
もし今そんな状態なら、必要なのは、さらに新しいノウハウを増やすことではないかもしれません。
まず知りたいのは、
「私は、やろうとした瞬間のどこで止まっている?」
という、自分の止まり方です。
こんなお悩みはありませんか?
- やるべきことは分かっているのに、なかなか取りかかれない。
- 学んだことを実践しようとすると止まる。
- TODOリストは増えるのに、完了したものが少ない。
- 人から「やればいいだけ」と言われると苦しくなる。
- 締切直前にならないと動けない。
- 考える時間ばかり長く、実際の行動が増えない。
- 一度止まると、そのまま数日動けなくなる。
- 何から始めればいいか決められない。
- 行動できない自分を「意志が弱い」と責めてしまう。
- 自分に合う動き出し方を知りたい。
「やることが分かっているのに動けない」と、
つい、
「私は行動力がない」
「意志が弱い」
「もっと頑張らなきゃ」
と考えたくなります。
けれども、同じ「動けない」でも、止まっている理由は一人ひとり違います。
この記事でわかること
- やることは分かっているのに行動できない理由。
- ノウハウ不足と「行動のブレーキ」の違い。
- 行動できない自分を責めなくていい理由。
- HEROコード診断で見るアクセルとブレーキ。
- 4つのHEROクラス別に起こりやすい「動けない」の違い。
- 考えている状態から考動へ変える5ステップ。
- 止まっても戻れる自分の動き方を育てる方法。
この記事のポイント
やることは分かっているのに動けない時、
「どうしたらもっと行動力をつけられる?」
と考える前に、
こんな問いを置いてみます。
私は、どの瞬間で止まった?
始める前?
人に見せる前?
決める時?
失敗を想像した時?
その瞬間、頭の中で何と言っていた?
今の自分でもできる最小の一歩は何?
「行動できない人」ではなく、「この場面で止まりやすい人」と見る。
そこから、自分に合う次の一歩を考えます。
やることは分かっているのに行動できないのは、なぜ?
「何をすればいいか分からない」と、
「何をすればいいか分かっているのに動けない」は、少し違います。
前者なら、情報や方法を知ることで動けることがあります。
一方で後者は、
方法を知った後のどこかでブレーキがかかっている可能性があります。
たとえば「SNSを投稿する」と決めても
何を書くかは分かっている。
↓
書き始める。
↓
「これで伝わる?」と不安になる。
↓
他の人の投稿を見る。
↓
もっと良い文章にしようとする。
↓
時間がなくなる。
↓
「今日は投稿できなかった」となる。
この場合、問題は「SNS投稿の方法を知らないこと」ではありません。
書いた後に不安になり、比較し、完成度を上げようとして止まることです。
つまり、行動できない時には、
「何をするか」より「どの瞬間で止まるか」
を見る必要があります。
「やればいいだけ」ができない自分を責めなくていい
周囲から見ると、
「投稿すればいいだけ」
「募集すればいいだけ」
「一件連絡すればいいだけ」
に見えるかもしれません。
けれども、その一歩に、
評価される怖さ。
間違える怖さ。
人へ迷惑をかける不安。
もっと良くできるという迷い。
が重なっていれば、本人にとっては「ただやる」ではありません。
行動できない時に、自分へ「怠けている」「意志が弱い」とラベルを貼ると、止まった理由が見えなくなります。
大切なのは、
何をする予定だった?
どこまで進んだ?
どの瞬間に手が止まった?
その時、何を考えた?
と、行動が止まった地点を細かく見ることです。
行動できない時に「さらにノウハウを探す」と止まりやすくなることがあります
行動できないと、
「もっといい方法を知らないからかも」
と考えやすくなります。
すると、
新しい講座を見る。
動画を見る。
本を読む。
成功事例を調べる。
そして、さらに選択肢が増えます。
結果として、
「Aもやった方がいい」
「Bも必要かも」
「Cから始める方が正しい?」
と、さらに決めにくくなることがあります。
知る。
↓
さらに知る。
↓
選択肢が増える。
↓
迷う。
↓
また調べる。
この循環に入っている時は、知識を増やすより、一つ使ってみる方が必要なことがあります。
行動できない時に見たい「アクセル」と「ブレーキ」
「私は行動できない」と思っていても、すべての場面で止まっているわけではないはずです。
たとえば、
挑戦できる舞台があると動ける。
知りたいテーマが見つかると集中できる。
助けたい人が目の前にいるとすぐ動ける。
面白いアイデアを思いつくと一気に進める。
仲間と約束すると実践できる。
こうした場面には、
自分のアクセルが入る条件が隠れています。
反対に、止まる場面も具体的にします。
- 人から評価されると思うと止まる。
- 正しい方法が分からないと止まる。
- 誰かに迷惑をかけそうだと思うと止まる。
- もっと良い案が浮かぶと決められなくなる。
- 一人でやろうとすると後回しになる。
この違いが分かると、
「もっと行動力をつける」
ではなく、
「このブレーキが入りにくい形へ、一歩を変える」
という方法を考えられます。
HEROコード診断で見る4つの「分かっているのに動けない理由」
HEROコード診断では、人が何に心を動かされ、どんな場面で力を発揮し、どこで止まりやすいのかを見ながら、4つのHEROクラスを捉えていきます。
同じ「やることは分かっているのに動けない」でも、その理由は同じとは限りません。
主役クラス|失敗や評価を想像すると動けなくなる
「投稿した方がいいのは分かっている」
「商品を募集した方がいいのも分かっている」
それでも、外へ出した後の反応を想像した瞬間に止まる。
自分の可能性を発揮したい気持ちがある一方で、評価される場面では「失敗したらどう見られる?」というブレーキが強くなることがあります。
そんな時は、大きな結果を取りに行くのではなく、「挑戦した」という一つの○をつくれるサイズまで行動を小さくします。
探究クラス|正解が確定しないと動けなくなる
「やった方がいいのは分かっている」
「ただ、もっと良い方法があるかもしれない」
「本当にこの順番で正しい?」
深く考え、理解したい力がある一方で、正解を確認してから動こうとすることで実践が後ろへずれることがあります。
そんな時は、全部理解してからではなく、「今分かっている範囲で一つ試して、結果から次を考える」という実験へ変えます。
貢献クラス|自分のことになると後回しになって動けない
「自分の発信をやった方がいい」
「商品づくりを進めた方がいい」
分かっているのに、先にお客様の返信、家族のこと、仲間のサポートを始める。
誰かのためなら動ける一方で、自分自身の未来に使う時間は後回しになりやすいことがあります。
そんな時は、自分の行動を「自分のため」だけで考えず、「この一歩が、未来の誰を助ける?」と貢献へつなげることでアクセルが入りやすくなる場合があります。
創造クラス|選択肢が広がりすぎて一つを実行できない
「この企画をやろう」
と決めた直後に、もっと面白い案が浮かぶ。
さらに別の方法も思いつく。
新しい未来やアイデアを考える力がある一方で、可能性が広がりすぎると、一つへ決めることが窮屈に感じられることがあります。
そんな時は、他のアイデアを捨てるのではなく、「今日はこの一案だけを実験する」と期限を区切って考動します。
「行動できない」という結果だけを見て、全員へ同じ習慣化や時間管理を当てはめないことが大切です。
評価が怖い。
正解を探している。
人を優先している。
選択肢が広がっている。
止まる理由が違えば、必要な一歩も違います。
「考える」と「考動する」の違い
考えることは、とても大切です。
何も考えずに動けばいいわけではありません。
ただし、起業では、頭の中だけでは分からないこともたくさんあります。
この投稿が伝わるか。
この商品にニーズがあるか。
この企画を自分が本当にやりたいか。
誰が反応してくれるか。
こうしたものは、実際に外へ出すことで初めて分かることがあります。
考える
「この方法で大丈夫かな?」
考動する
「今の仮説で一度試してみよう」
↓
実践する。
記録する。
結果を見る。
また考える。
考えてから動くのではなく、考えながら動き、動いた結果からまた考える。
この往復が、未来を具体的にしていきます。
行動できない時に、やらない方がいいこと
- 「私は意志が弱い」と自分を責める。
- できなかった分を翌日に全部詰め込む。
- さらに新しいノウハウを探し続ける。
- 最初から大きな行動目標を決める。
- 他の起業家の行動量をそのまま真似する。
- 一度決めた計画を絶対に守ろうとする。
特に注意したいのが、
「できなかったから、次はもっと頑張る」
という立て直し方です。
前回止まった理由が変わっていなければ、行動量だけ増やしてもまた同じ場所で止まることがあります。
必要なのは、
「明日は2倍頑張る」
ではなく、
「昨日はどこで止まった?次は何を小さく変える?」
という振り返りです。
「分かっている」を「できた」に変える5ステップ
最初に、今日やることを全部見ないようにします。
投稿。
商品づくり。
お客様への連絡。
企画。
今一番進めたいものを一つ選びます。
「今日全部進める」から「今これだけ」に変えます。
「投稿する」ではまだ大きい場合があります。
テーマを一行書く。
タイトルだけ決める。
お客様の顔を一人思い浮かべる。
募集ページを開く。
「終わらせる行動」ではなく、「始めるための行動」まで小さくします。
実際に動いてみて、手が止まったら、その瞬間を失敗にしません。
「反応が怖い」
「もっと調べたい」
「先にこの人へ返信しなきゃ」
「別の案の方がいいかも」
と、頭に出た言葉を書きます。
止まった瞬間は、自分のブレーキを知る研究材料になります。
止まった理由が分かったら、行動を調整します。
評価が怖いなら、一人だけに見せる。
正解が分からないなら、仮説として一度試す。
自分のことを後回しにするなら、届けたい一人を決める。
アイデアが広がるなら、30分だけ一案を実験する。
自分を行動へ合わせるのではなく、行動を自分に合うサイズへ変えます。
行動した後は、できなかったことだけを見ません。
始められた。
10分進められた。
一度止まったけれど戻れた。
昨日より早く決められた。
そして、次に一つ変えることを決めます。
できた事実と改善点をセットで残すことで、自分の動き方が分かってきます。
「毎日たくさん動く」より「自分が動ける条件を知る」
行動力というと、
毎日たくさん作業する。
すぐ決断する。
迷わず挑戦する。
そんな姿を想像するかもしれません。
けれども、自分の力が出る条件は人によって違います。
たとえば
一人だと止まるけれど、誰かと約束すると動ける。
大きな目標だと止まるけれど、一人の相手を決めると動ける。
完成させようとすると止まるけれど、実験だと思うと動ける。
毎日同じことは続かないけれど、企画として期限をつくると集中できる。
こうした条件を知ることで、
「もっと頑張れる人になる」のではなく、「自分が動ける環境をつくる」
という選択ができます。
HEROコード診断を「行動できないこと」にどう活かす?
HEROコード診断は、
「あなたには行動力があります」
「あなたには行動力がありません」
と決めるための診断ではありません。
見ていくのは、
- 何に心が動くのか。
- 何がアクセルになるのか。
- どんな場面でブレーキがかかるのか。
- どんな役割で力が出やすいのか。
- 何をしようとすると止まりやすいのか。
- どんな一歩なら動きやすいのか。
- 止まった時にどう戻りやすいのか。
という、自分自身の動き方です。
「なぜ私は行動できない?」だけではなく、
「私は、どんな条件なら自然と動けて、どこでブレーキがかかる?」
へ問いを変える。
そうすると、行動できない自分を責めるのではなく、自分に合う考動を設計しやすくなります。
目指したいのは「いつでも動ける人」ではなく「止まった理由が分かり、戻れる人」
起業していれば、動けない日はあります。
迷う時もあります。
怖くなる時もあります。
大切なのは、
一度も止まらないことではありません。
止まる。
↓
「あ、今ここで止まった」と気づく。
↓
ブレーキを見る。
↓
一歩を小さく作り直す。
↓
もう一度考動する。
↓
できたことを記録する。
自分の止まり方を知っていると、「また動けない」で終わらず、戻る選択ができます。
こんな女性起業家にHEROコード診断がおすすめです
- やることは分かっているのに行動できない。
- ノウハウを学んでも実践できない。
- 考えている時間ばかり長くなる。
- 行動できない自分を責めている。
- 一度止まるとそのまま戻れなくなる。
- 人から言われた方法では続かなかった。
- 自分がどこで止まりやすいのか知りたい。
- 自分に合う小さな一歩を見つけたい。
- 実践と記録を重ねながら、自分なりの進み方を育てたい。
「やればいいのに、できない」と自分を責める前に。
まず、
何をしようとしていた?
どの瞬間に止まった?
その時、何を考えた?
どんな条件なら少し動けそう?
と、自分の動き方を見てみてください。
HEROコード診断では、自分のアクセルとブレーキ、心が動く欲求、止まりやすい場面などを見ながら、今の自分でも出せる考動を見つける材料を整理します。
HEROコード診断で見ていくこと
・あなたのアクセル
・あなたのブレーキ
・心が動く欲求
・自然と力が出る条件
・行動が止まりやすい場面
・止まった瞬間に出やすい思考
・自分に合う小さな考動
・止まった時の戻り方
やることは分かっているのに行動できない時のQ&A
- やることは分かっているのに行動できないのは、意志が弱いからですか?
-
やることは分かっているのに行動できないからといって、すぐに「意志が弱いから」と決める必要はありません。大切なのは、「行動できなかった」という結果だけを見るのではなく、行動を始めようとした時にどこで止まったかを細かく見ることです。たとえばSNS投稿なら、書き始めること自体はできたのに、「この内容で大丈夫?」と不安になった瞬間から修正を繰り返して止まることがあります。商品募集なら、募集文まで完成したのに「申込みがなかったらどうしよう」と考えた瞬間に公開できなくなることもあります。
また、同じ「動けない」でも理由は違います。評価されることが怖い人、正しいやり方を確認し続ける人、家族やお客様を優先して自分の仕事を後回しにする人、アイデアが広がりすぎて一つへ決められない人がいます。そのため、全員に「もっと頑張る」「朝一番にやる」「習慣化する」という同じ方法が合うとは限りません。
まずは、今日できなかったことを一つ選び、「どこまで進んだ?」「その次に何を考えた?」と振り返ってみてください。始める前から止まったのか、途中で不安が出たのか、人へ見せる直前で止まったのかによって、必要な一歩は変わります。
HEROコード診断では、自分が何に心を動かされ、どんな場面でアクセルが入り、どこでブレーキがかかりやすいのかを見ていきます。すると「私は行動力がない」という大きな自己評価ではなく、「私はこの条件で止まりやすい」という具体的な理解へ変えやすくなります。
意志の強さを責める前に、自分の止まり方を知る。そこが分かれば、行動をもっと小さくする、誰かと一緒にやる、期限をつけるなど、自分に合った次の一歩を考えられるようになります。
- ノウハウや方法はたくさん学んだのに実践できません。もっと勉強した方がいいですか?
-
すでに必要なノウハウや方法をある程度知っているのに実践できない場合、さらに学ぶことだけが解決策とは限りません。もちろん、専門知識が不足している時や、安全に提供するために確認が必要な時には学習が必要です。一方で「何をすればいいか」は説明できるほど分かっているのに、実際に自分の仕事へ置き換える段階で止まっているなら、次に必要なのは情報を増やすことより、一つを使ってみることかもしれません。
学び続けるほど、「こんな方法もある」「あのやり方の方がいいかもしれない」と選択肢が増えます。すると、以前は一つだった選択肢が五つ、十個へ増え、どれから試すべきか決めにくくなることがあります。また、深く学ぶほど自分が知らない部分も見えるため、「まだ足りない」と感じて実践を延期することもあります。
そんな時は、学んだ内容の中から「今週一つだけ使うなら何?」と決めてみてください。SNSなら一つの投稿方法だけを試す。商品づくりなら一つの問いだけをお客様へ聞く。セールスなら一人へ商品の説明をしてみる。実践を小さくすると、学習したものを現実へ接続できます。
さらに、試した後に「何がうまくいった?」「何が分からなかった?」と記録すると、次に学ぶべきことが具体的になります。頭の中だけでは「全部足りない」と感じていたものが、実践すると「この部分だけ確認したい」と分かる場合もあります。
学ぶ→全部理解する→行動する、ではなく、学ぶ→一つ試す→記録する→必要なことをまた学ぶ。この循環へ変えることで、学びを知識のまま止めず、実際の考動へつなげやすくなります。
- TODOリストを作っても行動できません。どうすればいいですか?
-
TODOリストを作っても行動できない時は、リストに書いてある項目が大きすぎないかを確認してみてください。「Instagram投稿」「商品を完成させる」「募集ページをつくる」「企画を考える」といった言葉は、やるべきこととしては正しくても、実際に手を動かす時には複数の工程が含まれています。たとえば「投稿する」には、テーマを決める、内容を考える、文章を書く、見直す、画像を準備する、公開するといういくつもの行動があります。
行動できない時は、「何を終わらせるか」ではなく「最初に手を動かす一手は何か」まで小さくしてみます。「商品をつくる」なら「届けたい一人の名前を書く」、「投稿する」なら「タイトルを一行書く」、「募集する」なら「募集ページを開く」というサイズです。最初の一手が小さいと、行動を始めるまでに考えなければならないことが減ります。
また、TODOが多すぎる場合も注意が必要です。10個の項目をすべて同じ優先度で見ると、「どれからやる?」という判断そのものに時間がかかります。そこで、「今日進める未来は一つ」「そのための最初の一手も一つ」と決めます。他の項目を捨てる必要はありません。今日は実験しないだけです。
それでも止まったら、「どの瞬間で止まった?」を記録します。最初の一手すら怖いのか、始めた後に完璧を求めるのか、人から見られる段階で止まるのかによって次の調整が変わります。
TODOを増やすより、行動単位を小さくする。そして、完了できなかった時は自分を責めるのではなく、どこで止まったかを見る。この繰り返しで、自分にとって動きやすい仕事の分け方が見つかっていきます。
- 締切直前にならないと動けないのですが、どうしたら早く行動できますか?
-
締切直前になると動ける場合、「行動力がない」というより、締切によって選択肢や判断の余地が減った時に集中しやすくなっている可能性があります。締切が遠い時には、「もっと良い方法があるかも」「今日は別のことを先にやろう」「まだ時間がある」と選択肢がたくさん残っています。一方で締切が近づくと、「もうこれをやるしかない」と行動が一本化されるため、動きやすくなることがあります。
その場合、必要なのは自分を責めることではなく、締切がつくっている条件を普段の仕事へ取り入れられないか考えることです。たとえば最終締切の一週間前に「誰かへ初稿を見せる日」を決める、30分だけタイマーをかけて一つの案を完成させる、仲間へ「今日ここまでやる」と宣言するなど、小さな締切をつくれます。
また、締切まで時間があると完成度を上げ続けてしまう人なら、「何ができたら今回は完了か」という条件も先に決めておくことが役立ちます。時間だけではなく完了条件を決めることで、「まだ直せる」を続けにくくなります。
HEROコード診断では、自分がどんな環境や条件でアクセルが入りやすいかを見る材料になります。人との約束で動けるのか、挑戦の場があると動けるのか、期限があることで考えすぎを止められるのか、自分のパターンを確認します。
締切直前に動ける自分を否定するのではなく、「締切が何をしてくれているから私は動ける?」を研究する。その条件を小さく再現することで、ギリギリになる前にも動き出せる仕組みをつくりやすくなります。
- HEROコード診断を受けると、行動できるようになりますか?
-
HEROコード診断を受けただけで、急に何でも迷わず行動できるようになるわけではありません。また、「あなたは行動派」「あなたは行動できないタイプ」と能力を決めるための診断でもありません。HEROコード診断で見ていくのは、自分が何に心を動かされ、何がアクセルとなり、どんな場面でブレーキがかかりやすいのかという、自分自身の動き方です。
同じ「やることは分かっているのに動けない」という悩みでも、人から評価される場面になると怖くなる人、正解が確定しないと動きにくい人、誰かを優先して自分の行動が後回しになる人、アイデアが増えすぎて一つに決められない人がいます。この違いが分からないまま「もっと行動しよう」としても、自分のブレーキと合わない方法では続きにくいことがあります。
診断結果を行動へ活かす時は、「私はこの特徴だから仕方ない」と決めるのではなく、「このブレーキが出た時、どんな一歩に変えると動ける?」と考えます。評価が怖ければ一人にだけ見せる。正解探しで止まるなら実験として試す。自分を後回しにするなら届けたい相手を決める。選択肢が多ければ時間を区切って一案だけ試す、といった具合です。
さらに、小さく考動した後に、できたこと、止まった場所、戻れた方法を記録します。その記録が増えるほど、「私はこの条件なら動ける」「ここで止まったらこう戻れる」という自分自身のパターンが見えてきます。
HEROコード診断は、行動力を判定するためではなく、自分が力を出せる未来と条件を見つけるための地図。その地図を実際の考動と記録へつなげることで、自分に合う進み方を育てていきます。
HEROコード診断の開発・監修
HEROコード診断は、YELL’s大学 学長 吉野加容子(学術博士 Ph.D.)が開発・監修しています。
YELL’sメソッドでは、人が止まる理由を見つけ、未来へ戻り、自分の経験を次の人へ手渡すまでを育てる人財教育を設計しています。
HEROコード診断で自分のアクセルとブレーキを知り、ムーンショットアプローチで未来を描き、実際の考動と記録を重ねながら、自分に合った進み方を育てていきます。
吉野加容子について
YELL’s大学 学長
学術博士(Ph.D.)
HEROコード診断 開発・監修
YELL’sメソッド 開発・監修
YELL’s大学 学長・吉野加容子について詳しく見る
まとめ|「分かっているのにできない」時は、方法より止まった場所を見る
やることは分かっている。
方法も知っている。
それなのに動けない。
そんな時に、
「もっと頑張らなきゃ」
「私は行動力がない」
と、自分を責める必要はありません。
まず、
何をしようとしていた?
どの瞬間で止まった?
その時、何を考えた?
何があれば少し動けそう?
と、自分の動き方を見てみてください。
行動できないことを責めるより、止まった理由を見つけて、一歩を自分に合う大きさへ作り直す。
それが、「分かっている」を「できた」へ変える入口になります。
「今日もできなかった」と思った時は。
自分を責める前に、
「私は今日、どこで止まった?」
と一つだけ振り返ってみてください。
止まった場所が分かれば、明日の一歩はもっと小さく、自分に合う形へ変えられます。































