「目標は立てている。なのに、なぜかワクワクしない。」
売上をあと10%増やす。
フォロワーをあと100人増やす。
今月より来月、もう少し頑張る。
女性起業家として前に進もうとすると、つい「今より少し良くする目標」を立ててしまうことがあります。
けれど、その目標を見ても心が動かないなら、努力が足りないのではなく、未来の描き方そのものが小さくなっているのかもしれません。
YELL's大学 生徒女性起業家月商をもう少し上げたいし、発信も増やしたいです。目標も毎月立てています。だけど最近、数字を達成するためにやることばかり増えて、「私、本当は何を叶えたかったんだっけ?」って思うことがあるんです。



そんな時こそ、一度「今の延長線上」から離れてみましょう。ムーンショットアプローチでは、10%先の目標ではなく、10倍の未来から今を考えるという視点を大切にしています。
こんなお悩みはありませんか?
- 毎月目標を立てているのに、以前ほどワクワクしなくなった
- 売上目標を上げるたびに、やることばかり増えて苦しくなる
- 「もっと発信しなきゃ」「もっと集客しなきゃ」と追われている
- 現実的に考えるほど、夢が小さくなってしまう
- 数字を達成した先に、何があるのかわからなくなってきた
- 大きな夢を描こうとすると「私には無理」と止まってしまう
この記事では、女性起業家が今の延長線上だけで目標を立てるのではなく、10倍の未来から発想する「ムーンショット思考」について解説します。
大切なのは、単純に目標の数字を10倍にすることではありません。
未来の大きさを変えることで、今までの当たり前を疑い、問いと行動そのものを変えていくこと。
ここがムーンショットアプローチの大切なポイントです。
この記事でわかること
- なぜ「10%アップ」の目標だけでは未来が変わりにくいのか
- 10倍の未来を描くと、考え方がどう変わるのか
- 女性起業家の売上目標に置き換えるとどうなるのか
- 目標と目的の違い
- 大きな夢を今日の考動につなげる方法
結論|10倍の未来を描くのは「もっと頑張るため」ではない
ムーンショット思考という言葉を聞くと、
「今の10倍頑張らなきゃいけないの?」
と思うかもしれません。
むしろ考え方は逆です。
今と同じやり方で10倍頑張るのではなく、10倍の未来を前提にすることで「今と同じやり方では届かない」と気づく。
その気づきによって、初めて「もっと頑張る」以外の選択肢を探し始めます。
10%の未来
→ 今やっていることを少し増やす
10倍の未来
→ 今までのやり方そのものを疑う
女性起業家が「10%の目標」だけでは変わりにくい理由
たとえば、今月の月商が100万円だった女性起業家さんがいるとします。
来月の目標を110万円にしたら、どんなことを考えるでしょうか。
- Instagramの投稿を少し増やそう
- メルマガをもう1通送ろう
- 個別相談をあと1件増やそう
- キャンペーンを強化しよう
- 仕事時間を少し増やそう
もちろん、これらが必要な時もあります。
だけれども、この発想には共通点があります。
「今やっていることを増やす」という前提から抜けていないことです。
その結果、売上は少し伸びても、働く時間も増える。発信量も増える。タスクも増える。
いつの間にか、目標を達成するほど忙しくなるという状態に入ってしまうことがあります。



確かに……。売上を増やしたいと思うたびに、「投稿を増やす」「募集を増やす」「働く時間を増やす」しか考えていなかったかもしれません。
月商100万円から1000万円を目指したら、問いそのものが変わる
では、同じ人がこう考えたらどうでしょう。
「来月、月商1000万円を叶えるとしたら?」
100万円から110万円なら、今のやり方を少し増やせば届くかもしれません。
1000万円となった瞬間、同じ方法では難しいと気づきます。
すると問いが変わります。
- 私一人で全部やる必要はある?
- 商品そのものを変えたら?
- 届ける人数を変えたら?
- 今とは違う人と組んだら?
- 販売方法を根本から変えたら?
- 私にしかできない仕事は何?
ここで重要なのは、実際に翌月1000万円を達成できるかどうかだけではありません。
1000万円という未来を置いたことで、100万円の世界では出てこなかった問いが生まれたこと。
これが、10倍の未来を描く大きな意味です。
「現実的に考える」が未来を小さくしていることもある
女性起業家さんからよく出てくるのが、
「今の私にできることから考えたいです」
という言葉です。
一見、とても堅実です。
ただし、ここには一つ落とし穴があります。
「今の私にできること」を基準にすると、未来まで今の自分の能力・経験・環境の範囲内で決めてしまうことです。
今できることだけから未来をつくるのではなく、先に未来を置いて、そこから「どんな自分になればいい?」「何を変えればいい?」と考える。
順番を変えるだけで、見える選択肢は大きく変わります。
大事なのは「10倍の数字」より、その先にある目的
ここで、もう一つ重要なことがあります。
単純に売上目標を10倍にすれば、ムーンショットになるわけではありません。
YELL’sでは、「人の想いがゴールになる」という考え方を大切にしています。
そこで区別したいのが、目標と目的です。
目標
中継地点となる数字や状態
目的
その先で本当に叶えたい未来
たとえば、
- 月商100万円を達成する
- フォロワー1万人になる
- 講座を満席にする
これらは目標です。
その先に、
- 自分と同じことで悩んでいる女性を助けたい
- 子どもに「大人って楽しそう」と思ってもらいたい
- 好きな仕事を諦めなくても家族と豊かに暮らせる女性を増やしたい
- 自分の経験を必要としている人に届けたい
という未来があるなら、それが目的になります。



数字を大きくすることがムーンショットではありません。その数字の先に「誰の、どんな未来を変えたいのか」が見えた時、目標がただのノルマではなくなっていきます。
ムーンショットを描く時に考えたい3つの質問
「私にはそんな大きな夢なんてない」と感じる人もいるかもしれません。
最初から立派な言葉にする必要はありません。
まずは、次の3つを自分に聞いてみてください。
質問1|今の10倍の未来が叶うなら、何を叶えたい?
「できる・できない」は一度横に置きます。
売上だけではなく、働き方、家族との時間、届けたい人数、住む場所、挑戦したいことまで自由に考えてみましょう。
質問2|その未来が叶ったら、誰が喜ぶ?
自分だけではなく、お客様、家族、仲間、その先の誰かまで考えてみます。
ここに、あなたが本当に心を燃やせる目的が隠れていることがあります。
質問3|10倍の未来から見たら、今の当たり前の何をやめる?
これが重要です。
10倍を目指しながら、今までと同じことを全部抱えていては、単純に忙しさも10倍になってしまいます。
だから、
- やめること
- 任せること
- 変えること
- 新しく試すこと
まで考えてみてください。
女性起業家に置き換えると、こんな変化が起こる
たとえば、こんな女性起業家さん。
毎月の売上目標を立て、Instagramを投稿し、メルマガを書き、個別相談をしている。
売上は少しずつ伸びている。
だけれども、売上を増やそうとするほど仕事も増えていく。
そこで「売上をあと10%増やすには?」ではなく、
「今の10倍の人に価値を届けながら、家族との時間も今より増えている未来をつくるには?」
と問いを変えてみる。
すると、投稿数を増やす以外にも、講座の仕組み化、チーム化、商品設計、動画活用、AI活用、既存コンテンツの再利用など、今まで見えていなかった方法を考え始めるかもしれません。
今日からできる|10倍の未来を描くミニワーク
ノートを1枚用意して、次の順番で書いてみてください。
- 今追いかけている目標を書く
例:月商100万円、講座10名、Instagram週3投稿 - その数字を10倍にしてみる
できるかどうかではなく、一度未来を大きくする - その未来で誰が喜んでいるかを書く
お客様、家族、仲間、自分自身 - その人たちに何が起きているかを書く
数字ではなく、変化を描く - 今のやり方のままでは無理なことを探す
ここから新しい問いが生まれる - 今日試せる小さな一歩を1つ決める
未来を妄想だけで終わらせず、実験に変える
ムーンショットは、大きなことを言って終わるためのものではありません。
未来を大きく描き、今の当たり前を変えるための考動につなげる。
そこまでやって初めて、未来が現在に影響し始めます。
ムーンショット思考に関するQ&A
Q1. 10%の目標を立てることは意味がないのでしょうか?
意味がないわけではありません。日々の改善には、10%アップの目標が役立つ場面もあります。
大切なのは、すべての未来を「今の延長線上」だけで決めないことです。
今のやり方を改善する目標と、今までの当たり前そのものを変えるムーンショット。この2つを使い分けることで、日々の改善と未来の変化成長を両方つくりやすくなります。
Q2. 10倍の未来を考えても「そんなの無理」と思ってしまいます。
最初から「できる」と信じる必要はありません。
むしろ重要なのは、「今のやり方では無理だ」と気づくことです。
そこで終わるのではなく、「だったら何を変えればいい?」と問い直してみてください。
10倍の未来は、自分にプレッシャーをかけるためではなく、今までの当たり前では出てこなかった選択肢を探すために使います。
Q3. 売上を10倍にすればムーンショットになりますか?
数字を大きくするだけでは十分ではありません。
「なぜその売上を叶えたいのか」「その結果、誰にどんな未来を届けたいのか」まで考えることが大切です。
売上は目的を叶えるための目標や手段になることがあります。
数字の先にある未来まで見つけることで、自分が本当に心を燃やせるムーンショットに近づいていきます。
Q4. 大きな夢を描いても、行動できなければ意味がないですよね?
その通りで、描くだけで終わらせないことが重要です。
だからこそ、最後に「今日できる小さな実験」まで決めます。
たとえば、10倍の人数に届けたいなら「投稿を10倍にする」のではなく、「過去の記事を動画にできないか調べる」「一人で抱えている仕事を1つ洗い出す」といった小さな実験で構いません。
未来を大きく、今日の一歩は小さく。この組み合わせが重要です。
Q5. 自分が本当に叶えたい目的がわかりません。
「何を達成したい?」だけではなく、「誰にどうなってほしい?」と問いを変えてみてください。
お客様でも、家族でも、過去の自分でも構いません。
自分の仕事によって誰かがどんな表情になっていたら嬉しいのか。どんな人を増やしたいのか。どんな「当たり前」を変えたいのか。
数字では答えられない問いを重ねることで、自分が本当に心を燃やせる目的が少しずつ言葉になっていきます。
まとめ|今の自分から未来を決めるのではなく、未来から今を変える
ムーンショット思考で大切なのは、単純に大きな数字を掲げることではありません。
- 10%先ではなく、10倍の未来を一度描いてみる
- 今のやり方では届かないことに気づく
- 「もっと頑張る」以外の方法を探す
- 目標の先にある目的を見つける
- 未来から逆算して今日の小さな実験を決める
今の自分にできることだけから未来を決めれば、未来はどうしても今の自分の範囲内になりやすくなります。
だから一度、順番を逆にしてみる。
「本当は、どんな未来に出会いたい?」
その未来を先に描き、そこから今の自分の当たり前を問い直す。
それが、10%の改善だけでは出会えなかった未来へ進む最初の一歩になります。
あわせて読みたい
- 夢はあるのに腹落ちしない女性起業家へ|“世の中の正解”を自分の夢に変える方法
- 「夢を描いたのに動けない」のはなぜ?女性起業家が夢を今日の判断基準に変える方法
- 「なぜこの仕事をしているの?」に答えられない女性起業家へ|売り方を探す前に自分のWhyを見つける方法
10%先ではなく、自分だけの10倍の未来を描いてみませんか?
「もっと頑張らなきゃ」と今の延長線上で考え続けるのではなく、未来そのものを大きく描くことで、今まで見えなかった選択肢に出会えることがあります。
YELL’sでは、脳科学・自己理解・実践トレーニングを通して、自分だけのムーンショットを描き、それを毎日の考動につなげていく学びを行っています。
「今の延長ではない未来を描きたい」
「数字を追うだけではなく、本当に叶えたい目的を見つけたい」
「自分一人では出てこない未来に出会いたい」
そんな方は、まず自分の未来の伸ばし方を知るところから始めてみてください。
この記事の監修者


吉野加容子(学術博士 Ph.D.)
脳科学・学習行動の研究者が監修。
大人の学び直しと行動の脳科学を専門とする研究者です。
「続かない・動けない・未来が怖い」と感じる大人に対して、脳の仕組みから“夢に向かえる脳”を育てる教育メソッドを開発。
YELL’s大学のすべての学びの科学的基盤をつくる専門家です。

























