ー コミュニティ主宰者からのご相談 ー
「最近HEROコード診断という名前を見かけるようになったのですが、そもそも何が分かる診断なのでしょうか?
性格診断や才能診断と同じものなのか、それとも人材育成やチームづくりにも使えるものなのかがよく分かりません。
スタッフそれぞれの強みや、なぜ行動が止まるのか、どんな役割なら力を発揮しやすいのかまで分かるのであれば興味があります。
HEROコード診断とは具体的にどんな診断で、どんな考え方で使われているのかを知りたいです。」

ー YELL’s大学 学長 吉野加容子より ー
HEROコード診断™は、「あなたは何タイプか」を知って終わるための診断ではありません。
本人がどんな場面で力を発揮し、どこで止まり、何があればもう一度進めるのかを見ながら、次の考動や役割を考えるための未来設計診断です。
HEROコード診断™とは、「自分はどう進める人なのか」を見つけるための未来設計診断です。
YELL’s大学の講義では、HEROコード診断について、
「みんなのこう進化パターンっていうのを解読して、未来に向かう道を自分の脳から見つけるツール」
と説明されています。
そして、こんな言葉でも表現されています。
「HEROコードはあなたの中にある地図だと思ってください。」
つまり、誰かから「あなたはこう生きるべき」と答えを渡してもらう診断ではありません。
自分の中にある進み方を知り、未来へ向かうための地図を見つける。
そのために活用されている診断です。
こんな疑問を持っていませんか?
- HEROコード診断とは何を調べる診断なの?
- 性格診断や才能診断とは何が違う?
- アクセルやブレーキとは何?
- 自分が止まる理由も分かるの?
- 仕事や起業にも活かせる?
- 社員やスタッフにも使える?
- 次のリーダー候補を育てる時にも使える?
- 診断した後は何をすればいい?
- YELL’s大学とHEROコード診断はどうつながっている?
この記事でわかること
- HEROコード診断™とは何か
- HEROコード診断™で見ていること
- 性格診断との考え方の違い
- アクセル・ブレーキとは何か
- 個人でどう活かせるのか
- チーム・人材育成でどう使えるのか
- 診断結果を考動へ変える方法
先にこの記事の結論
HEROコード診断™は、YELL’sで扱われている未来設計診断です。
個人では、
- 自分がどんな時に力を発揮しやすいのか
- どんな場面で考動が止まりやすいのか
- 何が心を動かすのか
- どんな進み方が自分に合っているのか
を考える入口として使われています。
チームや人材育成では、行動特性やアクセル・ブレーキ、力が出る条件、止まりやすい場面、役割などを見ながら、「この人をどう評価するか」ではなく、「この人の力をどう活かし、次にどんな経験を渡すか」を考える材料にします。
診断結果を見て終わるのではなく、「じゃあ次に何をする?」までつなげることがHEROコード診断™の大切な使い方です。


HEROコード診断™では何が分かる?
HEROコード診断™を理解する時に重要なのが、「性格を当てて終わるための診断ではない」という点です。
YELL’sでは、HEROコード診断™の結果を、次のような視点から未来や人材育成を考える材料として扱っています。
行動特性
普段どんな動き方をしやすいのか。
アクセル
前へ進みやすくなるきっかけ。
ブレーキ
考動が止まりやすくなる要因。
心が動く欲求
本人が「やってみたい」と感じるもの。
力が出る条件
その人が力を発揮しやすい場面。
止まりやすい場面
考動が止まりやすい状況。
戻り方
止まった後、もう一度進むための手がかり。
力が発揮される役割
チームの中でどんな役割を持つと力を使いやすいか。
つまり、
「どんな人?」だけではなく、「どうすればこの人が未来へ進みやすい?」を見る。
ここが重要です。
性格を決めるのではなく「未来の伸ばし方」を考える
YELL’s大学でHEROコード診断が紹介された時、こんな説明がされています。
「もともとの能力とか、性格、過去の経験ではなくて、未来の伸ばし方を見えていきます。」
ここに、HEROコード診断™の特徴が表れています。
診断結果を見た時、
「私はこのタイプだから、これは苦手なんだ。」
と可能性を閉じるために使うのではありません。
「今の自分を説明して終わる」のではなく、「ここからどんな力を育てる?」
へつなげていきます。
スタッフ育成で「タイプを知った後、どう関わればいいの?」と感じている場合は、「もっと自分で考えて」が伝わらない時の育成方法もあわせて読むと、診断結果を日常の関わりへ置き換えやすくなります。
「止まる理由」を知ることもHEROコード診断™の一つのテーマ
「やりたいのに動けない。」
「始めても続かない。」
「やると決めたのに、また止まった。」
そんな時、人は、
「自分には意志がないのかな。」
「私は行動力がない。」
と考えがちです。
HEROコード診断™では、そこを一括りにせず、
- どんな場面で止まるのか
- どんな考えが出やすいのか
- 何があると力を発揮しやすいのか
- どんな関わりや役割なら進みやすいのか
を見ながら、本人に合った進み方を考えます。
「止まった=ダメ」ではなく、「私はどこで止まりやすい?」を知ることから、次の一歩をつくる。
HEROコード診断™の「アクセル」と「ブレーキ」とは?
YELL’sでは、HEROコード診断™の結果を活用する際に、アクセルとブレーキという言葉を使っています。
アクセル
「こんな未来を叶えたい」「もっとできるようになりたい」など、自分を前へ進ませやすいもの。
ブレーキ
失敗への不安、自分への否定的な捉え方など、ある場面で考動を止めるきっかけになるもの。
大切なのは、ブレーキを「悪いもの」として消すことではありません。
「自分はここで止まりやすい」と気づき、止まった時に戻る方法を持つこと。
そこまで含めて未来の進み方を考えます。
診断結果を聞いて終わりではなく「考動」へつなげる
HEROコード診断™を受けて、
「私はこういうタイプなんだ!」
と知る。
それだけでも自己理解のきっかけになります。
けれども、YELL’sではそこから先を大切にしています。
YELL’sで大切にしている「考動」とは、学び、考え、決めたことを未来に向かう行動へつなげていくことです。
だから診断後には、
この結果を見て何を感じた?
自分ではどこが当てはまると思う?
実際に力が出たのはどんな場面?
最近止まったのはどんな場面?
次に一つ育てるならどんな力?
明日から何を一つ試してみる?
と未来へつなげていきます。
診断 → 気づき → 決断 → 小さな考動。
ここまでが一つの流れです。
成果事例|「できるもんならやってみたい」の奥にあった未来
HEROコード診断™を体験した人たちを見ていた運営メンバーから、印象的な振り返りがあります。
診断を聞いた時に涙する人の姿を振り返りながら、
「できるもんならやってみたいっていうふうに、なんかもしかしたら心の中でね、みんな思っていることがあったとしたら」
そして、
「本当はこうなりたかったんだっていうのが見つかるのも、あの時間だったかな」
と語っています。
診断結果そのものがゴールなのではありません。
自分でも言葉にできていなかった「本当はこうなりたい」に気づく。
そこから未来を考え始める。
HEROコード診断™は、そんな対話の入口としても使われています。
人材育成では「この人をどう直す?」から使い方が変わる
HEROコード診断™は、個人の自己理解だけではなく、チーム育成を考える時にも活用されています。
たとえば育成する側が、
「なぜこの人は私が言った通りにできないんだろう?」
と考えていたとします。
そこで見る場所を変えます。
この人にはどんな力がある?
どんな時にその力が出ている?
どこで止まっている?
どんな役割なら力を使える?
次にどんな経験を渡す?
と考えます。
実際にHEROコード診断を体験した育成者からも、
「この人にどんな才能を発揮してもらおうか。」
「この人にどんな力を借りれるだろうか。」
という見方へ変わった記録があります。
人をタイプへ押し込めるのではなく、本人の力を発見し、どんな経験を渡すか考えるために使う。
これが人材育成での活用です。
スタッフが自分で判断できず、何度も代表へ確認が戻ってくる場合は、診断だけでなく任せた判断が代表へ戻ってくる理由と育て方もあわせて整理すると、役割と判断範囲を具体化しやすくなります。
チームでは「誰をどんな役割で育てる?」へつなげる
スクールやコミュニティでは、全員を同じリーダー像にする必要はありません。
- 人前で未来を語ることが得意
- 一人ひとりを支えることが得意
- 新しいアイデアをつくることが得意
- 仕組みを整えることが得意
- 人の変化に気づくことが得意
など、一人ひとり違いがあります。
そこでHEROコード診断™を参考にしながら、
この人の力はどこで発揮されている?
今のチームでその力を使える役割は?
今どこで止まっている?
どんな小さな挑戦なら渡せる?
次のリーダーとして何を育てたい?
と考えていきます。
診断を「人を分類するもの」ではなく、「役割と成長を考える材料」にする。
次のリーダー候補を考える段階では、診断結果だけで決めるのではなく、次のリーダー候補を見極める7つのポイントと組み合わせ、実際の行動や役割の中で見ていくことも大切です。
候補が見えてきた後は、成果を出す人から「人を育てるリーダー」へ進む育成方法へつなげることで、診断を次世代リーダー育成の入口として活用できます。
HEROコード診断™を受けたら、最初に考えたい5つの問い
① 診断結果のどこに一番心が動いた?
結果を正解として受け取るだけではなく、自分が反応した部分を見ます。
② 「確かに」と思った過去の経験は?
実際の経験と診断結果を照らし合わせます。
③ 最近止まった場面は?
抽象的な性格ではなく、具体的な場面へ戻ります。
④ これからもっと育てたい力は?
診断結果を未来の伸ばし方へつなげます。
⑤ 明日から何を一つ試す?
理解だけで終わらず、小さな考動を決めます。
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まとめ|HEROコード診断™は「自分を決める診断」ではなく「未来へ進む地図」
HEROコード診断™とは何か。
一言で表すなら、
「自分はどんなふうに未来へ進める人なのか」を見つけるための未来設計診断です。
YELL’s大学で紹介された言葉を借りるなら、
「HEROコードはあなたの中にある地図」
です。
そして、その地図を持った後に、
どこへ行きたい?
何を育てたい?
どこで止まりやすい?
止まったらどう戻る?
次に何を試す?
を考えます。
チームなら、さらに、
「この人にはどんな才能を発揮してもらおう?」
と育成へつなげます。
診断で自分や相手を決めつけるのではなく、未来の可能性を広げる問いを始める。
それがHEROコード診断™の使い方です。


この記事の監修|吉野加容子


吉野加容子
YELL’s大学 学長。学術博士。脳科学・学習行動の専門家。
YELL’s大学では、知識や診断結果を知って終わるのではなく、自分で問いを持ち、考え、決め、動き、その経験を記録しながら次の考動へつなげていくことを大切にしています。
人材育成においても、一人ひとりを固定的なタイプへ当てはめ、全員に同じ正解を渡すことだけを育成とは考えていません。
本人がどんな場面で力を発揮し、どこで考動が止まり、どんな未来へ心を動かし、どんな役割や挑戦が次の成長につながるのかを見ながら、本人自身が自分で気づき、考え、決め、動ける状態をどう育てるかを扱っています。
また、一人ができるようになるだけではなく、実践から得た経験を記録し、言葉にし、次の人へ渡し、リーダーが次のリーダーを育てられる状態へつなげることもYELL’s大学が大切にするテーマです。
HEROコード診断™も、診断結果だけで人を説明するためではなく、一人ひとりの違いを知るところから、未来・役割・小さな考動へつなげるための入口として活用されています。
監修:吉野加容子(学術博士/脳科学・学習行動の専門家/YELL’s大学学長)


HEROコード診断™についてのFAQ
- Q1. HEROコード診断™とは何ですか?
-
HEROコード診断™は、YELL’sで扱われている未来設計診断です。YELL’s大学の講義では「みんなの進化パターンを解読して、未来に向かう道を自分の脳から見つけるツール」と説明され、「HEROコードはあなたの中にある地図」とも表現されています。性格や過去だけから「あなたはこういう人」と決めるのではなく、自分がどんな時に力を発揮しやすく、どんな場面で止まりやすく、ここからどんな力を育てれば未来へ進みやすいのかを考える入口として使われます。大切なのは結果を聞いて終わらず、「この結果から自分は何を育てたい?」「次に何を試す?」と未来の考動へつなげることです。
- Q2. HEROコード診断™では何が分かりますか?
-
HEROコード診断™では、自分の行動特性や、前へ進みやすくなるアクセル、考動が止まりやすくなるブレーキ、心が動くもの、力を発揮しやすい条件、止まりやすい場面、止まった後の戻り方、力を発揮しやすい役割などを見ながら、自分の未来の進み方を考えていきます。ただし、診断結果だけですべてを決めるものではありません。実際に力を発揮した経験や止まった場面と照らし合わせ、「自分の場合はどうだろう?」と考えることが大切です。
- Q3. HEROコード診断™は性格診断や才能診断と何が違いますか?
-
HEROコード診断™では、「今の自分を説明すること」だけではなく、「ここからどう伸ばしていくか」を大切にしています。YELL’s大学で診断が紹介された際にも、もともとの能力や性格、過去の経験ではなく「未来の伸ばし方」を見るものとして説明されています。そのため、診断結果を見て「私はこのタイプだからこれはできない」と可能性を閉じるのではなく、「自分はどんな場面で力が出る?」「どこで止まりやすい?」「止まった時はどう戻る?」「次にどんな力を育てたい?」と未来へ問いをつなげます。診断を分類の終点ではなく、未来の成長を考える入口にすることがポイントです。
- Q4. HEROコード診断™のアクセルとブレーキとは何ですか?
-
アクセルは、「こんな未来を叶えたい」「もっとできるようになりたい」など、自分を前へ進ませやすいものを考える視点です。ブレーキは、失敗への不安や自分への否定的な捉え方など、ある場面で考動を止めるきっかけになるものを考える視点です。大切なのは、ブレーキを悪いものとして消そうとすることではありません。「自分はどんな時に止まりやすいのか」を知り、実際に止まった時にどう戻るのかまで考えることで、自分に合った進み方をつくっていきます。
- Q5. HEROコード診断™は社員やスタッフの人材育成にも使えますか?
-
YELL’sでは、個人の未来設計だけではなく、チームや人材育成を考える時にもHEROコード診断™を活用しています。ただし、診断結果だけで配置や評価を決めるものとして使うのではありません。たとえばスタッフが仕事を任されても確認ばかりする時に、「この人は自信がないタイプ」と決めるのではなく、「どこで止まった?」「何が分からなかった?」「どんな役割なら力を使える?」「次に何を小さく任せる?」と具体的な育成へ置き換えます。本人の力を発見し、どんな経験や役割を渡すと成長につながるのかを考えるための対話の入口として活用します。
- Q6. HEROコード診断™だけでリーダー候補や適性を決めてもいいですか?
-
診断結果だけで「この人はリーダー向き」「この人はこの仕事に向いている」と決める使い方はおすすめしていません。HEROコード診断™は、人を固定的な枠へ入れるためではなく、本人の力や止まりやすい場面を知り、未来の伸ばし方を考える入口として使います。リーダー候補を考える場合も、診断結果だけではなく、実際の仕事での行動、人との関わり、役割を渡した時の変化、本人の意思などを見ながら、「次にどんな経験を渡す?」と育成へつなげていくことが大切です。
- Q7. HEROコード診断™を受けた後は、何をすればいいですか?
-
診断結果を保存して終わらせず、最初に「この結果のどこに一番心が動いた?」と自分へ問いかけてみてください。次に、「確かにそうだった」と感じる過去の経験や、最近力を発揮できた場面、逆に止まった場面を探します。そして「ここからもっと育てたい力は何?」「明日から一つ試すなら何?」と、小さな考動へ変えていきます。実践した後には、「何が起きた?」「どこで力が出た?」「どこで止まった?」「次は何を変える?」と振り返ります。HEROコード診断™は、自分について知ることだけがゴールではありません。診断→気づき→小さな考動→記録→振り返りへつなげることで、自分なりの未来の進み方を育てていきます。
「私はどんなタイプ?」を知るだけで終わらせない。
HEROコード診断™で本当に考えてほしいのは、その先です。
「私は、ここからどう進みたい?」
どんな時に力が出る?
どこで止まりやすい?
どんな未来なら心が動く?
次はどんな力を育てたい?
そして、明日何を一つやってみる?
HEROコード診断™は、過去の自分を説明するためだけではなく、未来の自分を動かすための地図です。
チームで使うなら、その問いは、
「この人にどんな才能を発揮してもらおう?」
へ変わります。
自分と仲間の可能性を、次の考動へつなげるところから始めてみてください。


























