ー 女性起業家 Aさんからのご相談 ー
「やりたいことはある気がするのに、それを言葉にしようとすると急にわからなくなります。
起業してから、プロフィールやコンセプトを何度も作り直してきました。
『私は誰に何を届けたい?』
『どんな未来をつくりたい?』
『あなたにしか言えないことは?』
と聞かれるたびに考えるのですが、出てくるのは、
『女性が自分らしく輝けるようにしたい』
『家族も仕事も大切にできる女性を増やしたい』
『お客様の人生をより良くしたい』
みたいな言葉ばかりです。
間違ってはいないし、本当にそう思っています。
だけれども、『これ、本当に私にしか言えない言葉なのかな?』という感覚が残ります。
ChatGPTにも何度も相談して、キャッチコピーや理念を何十個も出してもらいました。きれいにはなるのですが、私自身がものすごく話したくなる言葉にはまだ出会えていません。
そもそも、自分の本音がわかっていないのでしょうか?
それとも、言語化が苦手なのでしょうか?
“私が本当にやりたいこと”を、自分の言葉で話せるようになるには、どうやって探せばいいですか?」

ー YELL’s大学 学長 吉野加容子より ー
言葉が見つからない時に、すぐ「もっと上手な一文を作ろう」としなくてもいいんです。
その前に必要なのは、言葉になる前の材料です。
何に腹が立った?
何を見て羨ましいと思った?
昔から繰り返し考えていることは?
本当は何を変えたい?
どんな未来を見ると心が躍る?
こうした材料をたくさん出していくと、その中に何度も現れるテーマや、なぜか人には言いづらい言葉、強く感情が動く言葉が見えてきます。
大切なのは、最初から正解を言おうとしないこと。
きれいにまとめる前の言葉を、まず出してみてください。
そして、
「なぜこの言葉だけ気になる?」
「この言葉の奥では、本当は何を望んでいる?」
と探索してみる。
言語化は、頭の中に完成している答えを取り出す作業だけではありません。
言葉を出しながら、自分自身もまだ知らなかった想いを発見していく作業でもあります。
やりたいことを言葉にできないのは、「何もないから」とは限りません。
むしろ、
誰かに伝わるように。
正しい言葉になるように。
仕事として成立するように。
人から評価されるように。
と最初から整えすぎて、言葉になる前の本音を自分で外していることがあります。
こんなお悩みはありませんか?
- やりたいことを聞かれると答えられない
- 頭の中にはあるのに言葉にすると薄くなる
- プロフィールを書き直してもしっくりこない
- 自分のコンセプトに納得できない
- 発信すると他の起業家と似た言葉になる
- AIにキャッチコピーを作ってもらっても自分らしくない
- 夢や理念を書くと立派すぎる文章になる
- 自分の本音と仕事がどうつながるかわからない
- 「本当はどうしたい?」と聞かれると止まる
- 自分にしか言えない言葉を見つけたい
この記事でわかること
- やりたいことを言葉にできない理由
- なかのかほさんが300個のフレーズを出した実例
- 300個書いても「まだです」と言われた理由
- 「優等生をやめませんか?」が転機になった背景
- 「おしゃれ社長」が本音への入口になった理由
- 夢の材料と完成したフレーズの違い
- 自分らしい言葉を見つける5ステップ
- AIを言語化の壁打ちに使う方法
この記事のポイント
最初から、
「私の夢は○○です」
と一文にしなくていい。
まず、
好き。
嫌い。
悔しい。
羨ましい。
やってみたい。
人には言いづらい。
そんな夢の材料を出していく。
そこから、
何度も現れる言葉や
心が動く言葉を研究します。


「言語化できない」時ほど、完成した言葉を急いでいませんか?
起業すると、自分の想いを言葉にする場面がたくさんあります。
- プロフィール
- 肩書き
- コンセプト
- 商品名
- 理念
- 発信テーマ
- LPのキャッチコピー
- 自分の夢
そのたびに、
「伝わる一文を作らなきゃ」
と完成形から考えたくなります。
けれど、その一文を作る前には、本来たくさんの材料があります。
なぜこの仕事を始めた?
何に一番悔しい思いをした?
お客様のどんな瞬間を見ると嬉しい?
世の中の何を変えたい?
本当はどんな人になりたい?
絶対に失いたくないものは?
誰にも評価されなくてもやりたいことは?
この材料が十分に出る前に整えると、誰にでも当てはまりそうな文章になりやすくなります。
なかのかほさんは「300個」フレーズを出した
なかのかほさんにとって大きな転機になったのが、ムーンショットフレーズ探索講座でした。
本人はインタビューで、
「ムーンショットフレーズ探索講座で、300個出すっていうチャレンジをした時に」
「殻破りましょうねって言われて、破ったつもりで」
「私は、すごいよく出せたねって言ってもらえると思って出した」
と振り返っています。
300個。
数個だけ考えて終わったわけではありません。
自分では、かなり出した。
殻も破った。
今までより自分のことを書いた。
だから、きっと「よく出せましたね」と言われると思っていた。
300個出して返ってきたのは「これはまだです」だった
ところが、返ってきた言葉は予想と違いました。
「かほさん、これはまだです」
さらに、
「優等生をやめませんか?」
という問いが渡されました。
かほさん自身は、
「私、こんなに殻破ったんですけど」
と思ったと話しています。
つまり、数は十分に出した。
それなのに、その奥にまだ“誰かが求める答えを探している自分”が残っていたのです。
なぜ300個出しても、本音に届かないことがあるのか?
たくさん書けば、自動的に本音へ到達するとは限りません。
たとえば300個すべてを、
- 先生から褒められそうな言葉
- お客様が喜びそうな言葉
- 起業家らしく見える言葉
- 母親として立派に見える言葉
- 人へ見せても恥ずかしくない言葉
の範囲だけから出したら、数が増えても同じ世界の中を回り続ける可能性があります。
たくさん書くことの目的は、「300個達成すること」だけではありません。
最初の20個では出てこなかった言葉。
100個を超えてから出てきた違和感。
「こんなの書いていいの?」と消したくなった言葉。
同じ意味なのに何度も書いている言葉。
量を出すことで、自分が普段選ばない言葉まで届くこと。
そこに価値があります。
「優等生」とは、真面目な人という意味ではなかった
ここでいう「優等生」は、勉強ができる人や努力家を否定する言葉ではありません。
今回のかほさんのストーリーでは、
その場にいる誰かが喜びそうな答えを先に探し、自分の欲や本音を後ろへ隠してしまう状態
を捉える言葉として使われています。
だから、300個も書けたのに、さらに問いが返ってきました。
「もっともっとやりたいことがあるはず」
という探索が始まったのです。
そして現れたのが「おしゃれ社長」という一つの言葉
その探索の先で現れた一つの言葉が、
おしゃれ社長
でした。
かほさんの最初の反応は、
「それでいいんですか、みたいな」
というものでした。
つまり、最初から「これが私です!」と自信満々に言えた言葉ではありません。
むしろ、
それを夢に書いていいの?
自分のことをそんなに優先していいの?
という戸惑いが出た。
その戸惑いこそ、本音を探索する入口になりました。
「おしゃれ社長」が答えだったわけではない
ここで大切なのは、「おしゃれ社長」というキャッチコピーを見つけたことだけではありません。
その言葉を入口に、さらに問いを深めたことです。
かほさんはAIとの壁打ちなどを通して探索を重ね、やがて、
「私って別に、おしゃれになりたいわけではなくて」
「憧れの人と堂々と一緒に横に並べたり、未来に向かった会話ができる、自信のある自分になりたいんだって気がついた」
というところまで言葉が深まりました。
最初のフレーズは「おしゃれ社長」。
その奥には、
「どんな自分として未来を生きたいか」
がありました。
いい言葉を見つける。
そこで終わらない。
「なぜ、この言葉が気になる?」
とさらに深掘りする。
すると、
表面の願い
↓
その奥の感情
↓
なりたい人間像
へ言葉が深まっていきます。
「夢の材料」と「完成したフレーズ」を分けて考える
やりたいことを言葉にする時、最初からキャッチコピーを作ろうとしないことがポイントです。
まず集めたいのは、夢の材料です。
夢の材料になるもの
- 最近感動したこと
- ずっと引っかかっている言葉
- 悔しかった経験
- 羨ましい人
- 怒りを感じる当たり前
- つい調べてしまうこと
- 何度も話したくなること
- 本当はやってみたいこと
- 人には言いづらい欲
- 過去の自分へ伝えたいこと
材料を並べてから、
「何度も出てくる言葉は?」
「共通する感情は?」
「私は何を変えたい?」
と比較していきます。
自分らしい言葉を見つける5ステップ
最初から「私の理念は○○」と一文にしません。
やりたいこと、嫌なこと、憧れ、悔しさ、理想、過去の記憶などを短い言葉で大量に出します。
意味が重なっても、きれいでなくても構いません。
「これは仕事に関係ない」
「こんなのわがまま」
「人に言うのは恥ずかしい」
と思うものほど、消す前に印をつけます。
なぜ書きにくいのかを研究します。
大量に出した言葉の中から、似たものを集めます。
自由。
遊ぶ。
海外。
堂々とする。
人を育てる。
何度も出るテーマには、自分が長く持っている関心が隠れていることがあります。
一番気になる言葉を選びます。
そして、
なぜ欲しい?
それが叶うと何が嬉しい?
その未来で私はどんな人?
と深掘りします。
フレーズの奥にある人間像まで探索します。
最後に、見つけた言葉を飾って終わらせません。
この未来を届けたい相手は誰?
今の商品にどうつながる?
今日一つ発信するなら何を話す?
自分の言葉を、仕事と考動へつなげます。
言葉が見つからない時は「正解」より「問い」を探す
YELL’s大学の探索の講義でも、答えを探すことだけではなく、問いを発見することが重要だと扱われています。
問いがあり、仮説を持ち、実験する。
そして、自分だけの問いから自分だけの答えを見つけていく考え方です。
問いがオリジナルなら、答えもオリジナル。
誰かと違うキャッチコピーを無理につくる前に、
「私は何をずっと問い続けたい?」
を探してみる。
これが、発信や商品づくりの軸になることもあります。
発信できない時も「伝える言葉」より先に「問い」を見てみる
発信内容が思いつかない時、毎回ゼロからネタを作る必要はありません。
自分が研究したい問いが見つかると、発信テーマも生まれやすくなります。
例
「なぜ頑張っている女性ほど、自分の夢を後回しにするんだろう?」
↓
自分の経験を書く。
お客様へ聞く。
本や研究を調べる。
実践してみる。
発見を発信する。
「何を投稿する?」ではなく、「私は何を探究したい?」から始める。
すると、自分自身の経験が発信の材料になります。
AIにはキャッチコピーを量産してもらう前に「材料整理」を頼む
AIは言語化にも活用できます。
ただ、最初から、
「私のコンセプトを作って」
と頼むだけでは、一般的に整った言葉へ寄りやすくなることがあります。
そこで、まず材料の整理役として使います。
AIの言葉をそのまま使う前に「私は本当に言う?」と確認する
AIが作った文章が正しいかどうかだけではなく、もう一つ確認してみてください。
「私は、この言葉を友達との会話でも本当に言う?」
普段の自分なら絶対に使わない言葉。
読んでも感情が動かない言葉。
意味を説明しようとすると自分でもわからない言葉。
それなら、まだ自分の言葉へ置き換えられる余地があります。
伝わりやすさと、自分が本当に言いたいことの両方が重なるところを探します。
動画で見る|300個出しても届かなかった“本音の夢”が見つかるまで
300個のフレーズを書いた。
自分では殻を破ったつもりだった。
そこへ返ってきた、
「これはまだです」
そして、
「優等生をやめませんか?」
という問い。
そこから「おしゃれ社長」という言葉を入口に、“なかのかほ”として本当に望む未来の探索が始まりました。
夢の材料を言葉に変える|ムーンショットアプローチという考え方
YELL’sでは、ムーンショットアプローチAI/マイプロデュースデザイン設計を、頭の中にあるだけの夢を、人に話せる言葉へ変えていくアプローチとして位置づけています。
ポイントは、AIに完成した夢を考えてもらうだけではありません。
夢の材料を出す。
言葉にする。
自分の反応を見る。
問いを深める。
実際に小さく考動する。
記録からまた未来を更新する。
言葉を作ることと、未来を育てることをつなげていきます。
何を言葉にすればいいかわからない時は、HEROコード診断から自分を研究する
夢の材料を出そうとしても、「何も浮かばない」という場合があります。
そんな時は、自分が何に動き、どこで止まるのかから研究する方法もあります。
HEROコード診断は、自分の進化パターンを読み解き、未来へ向かう道を自分の脳から見つけるためのツールとして活用されています。
自分がどんなことへ興味を持ちやすいのか。
どんな時にブレーキがかかるのか。
そこから、言葉にしたい自分の問いを探していきます。
やりたいことを言葉にできない女性起業家のFAQ
- Q1. やりたいことはある気がするのに、なぜ言葉にできないのでしょうか?
-
言葉にできない理由を、すぐ「自分には夢がない」「言語化能力が低い」と決める必要はありません。頭の中にある感情や経験は、最初から一文の理念として整理されているわけではないからです。悔しかった経験、羨ましい未来、好きな瞬間、変えたい当たり前など、いくつもの材料がまだバラバラの状態で存在していることがあります。そこで最初から「私の使命は?」と聞くと、大きすぎて答えにくくなります。
さらに起業経験がある人ほど、「お客様に伝わる言葉」「売れる言葉」「先生から評価される言葉」を先に考えることがあります。その結果、本人の中ではもっと生々しい感情があったとしても、表へ出る前にきれいな表現へ変換されてしまいます。すると文章は完成しても「これが私なのかな?」という違和感が残ります。
まずは完成した一文を作る前に、夢の材料を集めることから始めてみてください。「最近羨ましかったこと」「本当はもっとやりたいこと」「人には言いづらい願い」「何度も腹が立つこと」などを書き、その中に繰り返し現れるテーマを探します。言語化は、すでにある答えを取り出すだけではなく、材料を見ながら自分自身の答えを発見する過程でもあります。
- Q2. なぜ、なかのかほさんは300個フレーズを出しても「まだです」と言われたのですか?
-
資料から確認できるのは、かほさん自身はムーンショットフレーズ探索講座で300個出すチャレンジを行い、「殻を破ったつもり」で提出したことです。本人は「すごいよく出せたね」と言ってもらえると思っていましたが、返ってきたのは「かほさん、これはまだです」という言葉でした。その後に「優等生をやめませんか?」という問いを受け、「もっともっとやりたいことあるはず」と探索が続いています。
ここで大切なのは、「300個では数が足りなかった」という読み方をしないことです。300という数を達成すること自体がゴールではありません。たくさん出した中に、まだ「こう答えたら評価される」「こういう夢なら人へ見せられる」という正しさが混ざっている可能性を問い直した場面として見ることができます。
その後「おしゃれ社長」という、それまで本人が夢へ書くことを許してこなかった方向の言葉が入口になりました。量を出す目的は数の達成だけではなく、普段なら自分で却下する言葉まで届くこと。そして、そこに強い反応があれば「なぜ?」とさらに探索することが重要です。
- Q3. 自分らしいキャッチコピーやコンセプトは、どうすれば見つかりますか?
-
最初から「他の人と違うキャッチコピーを作ろう」とすると、珍しい表現や強い言葉探しになりやすくなります。自分らしさを出したいなら、言葉の技巧より先に、その言葉の材料となる自分自身の経験を集めることがおすすめです。なぜこの仕事を始めたのか。どんなお客様の変化に最も感動したのか。過去の自分へ何を伝えたいのか。世の中の何に違和感を持っているのかを書き出します。
次に、似た内容をまとめ、何度も登場するテーマを探します。たとえば「自由」という言葉が何度も出るなら、「なぜ自由が必要?」「自由になった先で何をしたい?」「過去に自由がなくて苦しかった経験は?」と深めます。表面の単語から、自分だけの経験や感情へつなげることで、同じ「自由」という言葉でも本人独自の意味が見えてきます。
最後に、実際に人へ話してみます。口にした時にもっと話したくなるか、具体的な体験談が自然に出るか、相手から質問されても自分の言葉で答えられるかを確認してください。キャッチコピーは完成品を発明するというより、自分の経験と問いを掘り下げた先で「これなら何度でも話せる」と感じる言葉へ磨いていくことができます。
- Q4. AIに言語化を手伝ってもらうと、AIっぽい文章になってしまいます。どう使えばいいですか?
-
AIへ最初から「理念を作って」「プロフィールを完成させて」と頼むと、入力された情報を整理し、読みやすく整えた文章が返ってきます。その結果、文章としてはきれいでも、自分が普段話す言葉から離れてしまうことがあります。そこで、完成文章の生成より前に、AIへ「材料整理」と「質問」を担当してもらう方法があります。
自分が書いたメモ、過去の発信、悔しかった出来事、やりたいこと、顧客とのエピソードなどを渡し、「キャッチコピーは作らず、繰り返し現れるテーマを分類してください」と依頼します。その後、「一番感情が強い部分を私自身が深掘りしたいので、一問ずつ質問してください」と対話します。こうすると、AIが勝手に結論を作る時間より、自分が答える時間を増やせます。
文章を作った後には、「私は普段、本当にこの言い方をする?」「この言葉を聞かれたら自分の経験を話せる?」と確認します。違うなら、自分が実際に話した言葉へ戻します。AIに上手な文章を代筆してもらうだけではなく、自分の材料を見つけ、整理し、自分の言葉へ戻す壁打ち相手として使うことがポイントです。
- Q5. 今日から「本当にやりたいこと」を言葉にするなら、何をすればいいですか?
-
今日は、完成した理念や夢を作らず、20分だけ「夢の材料」を書いてみてください。おすすめは「もっとこうだったらいいのに」「本当はやってみたい」「羨ましい」「これは嫌だ」「昔から好き」「なぜか気になる」の6つの書き出しから、それぞれ最低5個ずつ出す方法です。文章にする必要はありません。一語や短いフレーズで構いません。
書き終えたら、似ている言葉へ丸をつけます。さらに「人には少し言いづらい」「仕事には関係なさそう」「こんなことを望んでいいのかな」と感じるものへ別の印をつけてください。その中から最も気になる一つを選び、「なぜこれが欲しい?」「叶ったら私は何を感じる?」「その未来でどんな人になっている?」と深掘りします。
最後に、その答えを無理にキャッチコピーへしなくて構いません。「今の私が一番話したいのは、○○についてかもしれない」という仮説で終えてください。そして一投稿、一会話、一つの小さな企画で試します。話してみた時にさらに言葉が出るなら、その記録をまた材料に加える。言葉を考えて完成させるだけではなく、使いながら育てることで、自分自身の表現へ近づいていきます。
この記事の監修|吉野加容子


吉野加容子
YELL’s大学 学長。学術博士。脳科学・学習行動の専門家。
YELL’s大学では、知識や診断結果を知って終わるのではなく、自分で問いを持ち、考え、決め、動き、その経験を記録しながら次の考動へつなげることを大切にしています。
夢の言語化についても、最初から正しい一文を作ることだけをゴールにはしません。
感情・経験・違和感・憧れ・過去の記録など、まだ言葉になる前の「夢の材料」を集め、比較し、問いを持ち、自分が本当に心を動かしているテーマを発見していくことを大切にしています。
また、見つかったフレーズを完成品として飾るのではなく、その言葉を使って未来を描き、小さく考動し、実践した経験からさらに言葉と未来を更新していきます。
この記事でも、言語化を単なる文章作成として扱うのではなく、自分自身との対話を深め、まだ気づいていない本音を発見し、その言葉を仕事・発信・未来設計へつなげていくという視点から解説しています。
監修:吉野加容子(学術博士/脳科学・学習行動の専門家/YELL’s大学学長)
まとめ|「いい言葉」を探す前に、まだ言葉になっていない自分を出してみる
なかのかほさんは、ムーンショットフレーズ探索講座で300個のフレーズを出しました。
本人は、十分に殻を破ったと思っていた。
そこへ返ってきた、
「これはまだです」
「優等生をやめませんか?」
という問い。
そして「おしゃれ社長」という、本人が夢へ書くことを許してこなかった言葉。
さらにその奥を探索したことで、
憧れの人と堂々と並び、未来に向かった会話ができる自分になりたい
という人間像へ言葉が深まっていきました。
最初から、
完璧な言葉を作らなくていい。
まず材料を出す。
きれいにまとめる前の言葉を見る。
違和感を拾う。
「なぜ?」と問い直す。
人に話してみる。
実践してみる。
また言葉を変える。
自分の言葉は、探しながら、使いながら、育てていくことができます。
「私が本当にやりたいこと」の材料を見つけたい方へ
自分の夢や発信の軸が言葉にならない時は、最初から答えを作るのではなく、自分がどんな時に動き、どんな時に止まるのかから研究してみませんか?
HEROコード診断では、自分の進化パターンやアクセル・ブレーキを見える化し、未来へ進むために自分は何を問い、何を育てればいいのかを発見する入口として診断を活用します。





























