「やればできるんだけど、続かない」「分かってるのに、なぜか止まる」「一度できたのに、次はできない」 これ、意志が弱いせいでも、才能がないせいでもありません。 実はそれ、“上達の正しい途中”で起きる現象です。 上達には段階があり、多くの人がそこで止まります。 この記事では、上達の4段階の中でも最も挫折が起きやすい 「レベル3=意識すればできる」がなぜ苦しいのか、 そしてそこを抜けるために必要な視点を整理します。
💡ハイライト(この記事でわかること)
- 上達の4段階で“止まりやすい”のはレベル3
- レベル3は「脳が騒がしい」=負荷が最大になる
- 「向いてない」と結論づけるのが一番もったいない
- 突破の鍵は“自動化まで続ける設計”
前回の記事はこちらから

上達の4段階と“落とし穴”
上達には、ざっくり4段階があります。
- 無意識にできない(そもそも何を意識すればいいか分からない)
- 意識してもできない(分かってきたのに、体や行動が追いつかない)
- 意識すればできる(頑張ればできるが、疲れる/安定しない)
- 無意識でもできる(自動化。疲れず安定する)
多くの人が止まるのは、レベル1でも2でもなく、レベル3です。
なぜならレベル3は、“できるようになってきた”のに“しんどい”から。
そして人は、しんどいと「向いてない」と結論づけたくなるからです。
レベル3が苦しい本当の理由
レベル3の苦しさは、技術の問題というより、脳の負荷の問題です。
レベル3は「意識すればできる」状態。つまり、 意識し続けないとできない状態です。
例:車の運転を思い出してください。最初は 「話しかけないで!」となるくらい集中が必要でしたよね。 あれが、意識の負荷です。
起業・発信・仕事で言うと、こうなります。
- SNSやらなきゃ
- メルマガ書かなきゃ
- 企画考えなきゃ
- 個別相談で相手目線を意識しなきゃ
- お金の話も、家族背景も、信頼も…
意識する項目が増えるほど、脳は「騒がしい」。
これはストレスとして体感されやすくなります。
ここで多くの人が誤解します。
「騒がしい=間違ってる」ではなく、
「騒がしい=上達の途中で正しい」のです。
やめたくなるのは“正しいサイン”
レベル3は、ゴール直前でやめたくなる場所です。
なぜなら、まだ自動化されていないから。
自動化されると、脳は「最短で効率の良い回路」を通れるようになり、ミスが減り、楽になります。
でも自動化前は、脳が回路を作っている途中。迷いながら進むので、安定しません。
だからこそ、ここで必要なのは気合ではなく、視点です。
「今の私は、レベル3の“通過中”である」
そうラベリングできるだけで、無駄な自己否定が減ります。
そして次に重要なのが、設計です。
- 自動化まで続ける前提で、回数・頻度・期間を決める
- 「できたりできなかったり」を想定に入れる
- うまくいかない日は“やり方”を見直す材料にする
レベル3は「才能がない証拠」ではありません。
自動化の入口に立った証拠です。
よくある質問Q&A
Q1. レベル3にいるかどうか、どう見分ける?
「意識すればできる/でも疲れる/安定しない」が揃っていたら、ほぼレベル3です。
Q2. できたりできなかったりするのが不安です
自動化前は波が出ます。脳が回路を作っている途中だからです。波がある=失敗、ではありません。
Q3. 途中で“向いてない”と感じたら?
「向いてない」と結論づける前に、「今どの段階か?」を確認してください。レベル3なら、むしろ正しい場所にいます。
Q4. どうすればレベル4(自動化)まで行けますか?
次の記事で、レベル2〜3を短くする具体的トレーニング(4つ)に入ります。

【第1回】YELL’s大学講義 2025年4月27日(日)7:00~8:00
講義のハイライトを公開しますので是非ご覧ください!
会員登録で今なら、
初月無料で1ヶ月内に4回、夢を叶える脳科学、YELL’s大学講義が体験できます!
また、第1回から毎週日曜日開催されているYELL’s大学講義まで全ての動画が視聴し放題!
会員登録後、ログインページより第1回のYELL’s大学講義動画をご覧くださいね^^

YELL’s大学 学長
吉野加容子(学術博士 Ph.D.)
脳科学・学習行動の研究者。
大人の学び直しと行動の脳科学を専門とする研究者。
「続かない・動けない・未来が怖い」
と感じる大人に対して、脳の仕組みから
“夢に向かえる脳”を育てる教育メソッドを開発。
YELL’s大学のすべての学びの科学的基盤をつくる専門家。

